NWエンジニアに必要な資格を知りたいと思っている方も多いと思います。本記事は、NWエンジニアに必要な資格・取るべき資格を紹介します。
IPA
IPAが実施している試験で取得できる資格を取ることが一般的です。IPAでは資格に1-4でレベルを設定しており、数字が大きくなる程取得難易度が高い資格ということになります。また、レベルが高くなると午前試験・午後試験など、資格を取得する為に合格しなければならない試験数が多くなります。解答方法に関しては、選択と記述が存在します。レベルが高くなると記述が登場するイメージです。出題範囲は、広範かある分野のみどちらかです。高レベル試験では、ある分野のみの試験が登場します。出題範囲が特定分野の試験では、出題される問題の難易度も高い点に注意してください。
- レベル1
- ITパスポート
- 試験数:1
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- メモ
- 出題範囲が広範な試験で、一通り必要な知識を学ぶことができます。問題難易度は低いです。まずは、本試験を合格しましょう。
- 試験数:1
- ITパスポート
- レベル2
- 基本情報技術者
- 試験数:2
- 午前
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- 午後
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- 午前
- メモ
- 最も受験者数が多い試験です。午後試験では、どの分野の問題を解くのか選択することができる。得意な分野を選択することが重要です。
- 試験数:2
- 情報セキュリティマネジメント
- 試験数:2
- 午前
- 解答方法:選択
- 出題範囲:セキュリティ
- 午後
- 解答方法:選択
- 出題範囲:セキュリティ
- 午前
- メモ
- 解答方法が全て選択、出題範囲は全てセキュリティの試験です。試験対策としては、セキュリティに絞れるので、基本情報技術者よりは合格が容易な試験といえます。ただ、レベル1程度の広範な知識は必要です。
- 試験数:2
- 基本情報技術者
- レベル3
- 応用情報技術者
- 試験数:2
- 午前
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- 午後
- 解答方法:記述
- 出題範囲:広範
- 午前
- メモ
- 基本情報技術者の上位試験という位置付けです。基本情報技術者との大きな違いは、午後試験の解答方法が記述ということです。選択ではないので、運で得点できる可能性がなくなってしまいます。
- 試験数:2
- 応用情報技術者
- レベル4
- 情報処理安全確保支援士
- 試験数:3
- 午前1
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- 午前2
- 解答方法:選択
- 出題範囲:セキュリティ
- 午後
- 解答方法:記述
- 出題範囲:セキュリティ
- 午前1
- メモ
- 午前1の出題範囲は広範である為、応用情報技術者を合格した後受験するとよいです。なお、応用情報技術者を合格して数年経過していないようであれば、午前1試験は免除になります。午前2試験と午後試験で出題されるセキュリティの問題の難易度は高いです。本試験合格後、IPAに情報処理安全確保支援士登録申請をすることで、国に情報処理安全確保支援士として認定してもらえます。
- 試験数:3
- ネットワークスペシャリスト
- 試験数:4
- 午前1
- 解答方法:選択
- 出題範囲:広範
- 午前2
- 解答方法:選択
- 出題範囲:NW
- 午後1
- 解答方法:記述
- 出題範囲:NW
- 午後2
- 解答方法:記述
- 出題範囲:NW
- 午前1
- メモ
- NWエンジニアとしては、本試験の合格を目標にしましょう。午前1以外は、出題範囲が全てNWです。その為、NWエンジニアとしての実力を試すことができます。試験数も4つで、最も多いです。午後1試験と午後2試験の差異としては、大問を選択できるか否かという点です。午後1試験では、いくつかの大問から2つの大問を選択して解答します。一方、午後2試験は、大問の選択はなく、決められた大問を1つ解くという形になります。
- 試験数:4
- 情報処理安全確保支援士
ベンダ資格
NWベンダが実施している試験も複数存在します。Ciscoが認定しているCCNA・CCNP・CCIEなどは有名です。ベンダ資格を取得するというのもNWエンジニアの実力を示す為の一つの方法といえます。ただ、IPAが認定している資格と比較すると、受験料が高額なこと、数年毎の更新が必要なことが挙げられますので注意してください。
まとめ
- IPAが提供しているレベル1-4の試験を順番に受験するとよいです。
- ベンダ資格を取得するのも一つの手です。
本記事で紹介したNWエンジニアとしての実力を証明できる資格を取得しておきましょう。
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